平井デジタル改革担当大臣報告会

もうすぐ、コロナで大変だった1年が終わろうとしています。来年こそコロナが収まって欲しいです。

さて、報告が大変遅くなりましたが先月1128日(土)に、平井卓也高松事務所にて平井デジタル改革担当大臣の報告会がありました。ナ協会からはオンラインの一人を含む10名が参加し、平井大臣からデジタル化社会や、マイナンバーカード等について色々とお話していただきました。 

『誰ひとり取り残さない』がデジタル化で目指す社会像。人に優しいデジタル化を目指しています。これから開発するシステムはアクセシビリティをとことん求め、難聴者も障害者も高齢者もコンピューターが苦手な人も金銭的な面でデジタル機器を買えない人も、デジタル化の恩恵を受けられる様に。デジタル化は、手段であって目的ではない、全ての人が安心して暮らせる社会を作って行こうと考えています。

 マイナンバーカードは、アナログの世界デジタルの世界でも日本で最高位の身分証明書。しかし、普及率は低い。マイナポイントという還元で5000円貰えるキャンペーンが来年の3月までだったのを、半年間延長することを考えています。石川県加賀市は、マイナンバーカード申請が70%位。なぜ?かというと国の5000円+加賀市5000円、つまり1万円貰えます。なるほど、自分もこの9月に申請してマイナンバーカードを作ったことで、わかったこと。5000円ポイント還元の魅力もあるが、それだけでなく今年は家の事情で戸籍謄本や印鑑登録証明等が必要になり、役所へ証明書を取得しに行くのに何回か仕事を休まなければなりませんでした。もし、マイナンバーカードを持っていたら、仕事を休まずに、コンビニで証明書を取得出来たのになと思います。

 来年の3月以降、マイナンバーカードと健康保険証が紐付けられます。病院で読み取り機「顔認証付きカードリーダー」にマイナンバーカードをかざすとその人の顔がパスワード代わりになります。来年の3月までに読み取り機の導入を申し込んだ医療機関や薬局には、読み取り機をタダで、さらに取り付け費用を国が負担してくれます。医療機関には健康保険証や薬等のデータ届くが、カードの中には一切情報が残りません。その都度、バラバラに分割管理されているデータベースに皆さんのコントロール下にあるその電子技術が毎回毎回開けに行くと説明がありましたが、コンピューターに詳しく無い自分にはカードの中には情報が残らないのが理解できないです。

運転免許証との紐付けは、まだ3,4年かかります。データベースは47都道府県全部バラバラの上、警察庁本体のシステムもあるが、一つにまとまると日本全国どこでも免許証の更新ができるようになります。ゴールド免許の人は、ネットで講習を受けられます。

 これから、マイナンバーカードの機能は増え便利になっていきます。医療も健康保険証だけでなく、一人親や、障害者、指定難病、限度額、生活保護等も数年で順次紐付けられるし、障害者手帳も紐付けられます。個人のマイナポータルを作ると薬の情報や、レセプトのデータが自分だけ見られる様になります。希望者には、あと2年位でスマホにマイナンバーカードを搭載できるようになります。

 人間がアナログの動物である以上、デジタルとアナログのサービスがうまく繋がるようにするには、人間の手助けが必要。地域にデジタル活用支援員を増やしていくと平井大臣の話でした。

高速道路に乗るときのETCカード、最初はなかなか普及しなかったが、ETCだと高速料金、特に瀬戸大橋通行料が格段に安い。マイナンバーカードを持っていると、行政手続きの手数料が安くなるお得感や24時間申請できるようになれば、これから持つ人も増えていくでしょう。 

平井大臣は来秋9月のデジタル庁立ち上げ準備でお忙しい中、朝飛行機で高松に着いて、この報告会後すぐ東京へ戻られたそうです。短時間の中、裏話も含め沢山話していただきました。修正作業者によるUDトークを利用したので大臣のお話内容がわかり良かったです。

 

UDトークもデジタルです。手書き要約筆記やPC要約筆記も、場面によってはアナログが良い時があります。聴覚障害者自身も両方の良い所を使って不便さを解消して欲しいです。

 

 👇写真撮影時に、マスクを外して撮りました