郷司智子氏の講演を聞いて

6月10日(土)かがわ総合リハビリテーションセンター福祉センターにて、郷司智子氏を講師に迎えて、市民公開講座「聞こえの課題についての講演会」が開催されました。

高松市と坂出市の広報のみの案内だったため、多くの方々に参加して頂けるか不安でしたが、満席に近い参加があり良かったです。

最初に、講師から『皆さんの視力は?聴力は?』と尋ねられたが、講師の話が速く、PC要約が追いつけず、参加者側の応答が難しかったです。最初は少し戸惑いましたが、直ぐにパソコン要約者も追いつけるようになり、その後はスムーズに文字表示がされていました。

講演内容は、難聴者協会会員で多少知識はあったが、初めて知る事もありました。補聴器販売だけでなく、耳に関する事を幅広く勉強されている方だと感じました。

一般の方は、聞こえの聴力レベルが一緒なら聞こえも一緒と思ってる。実際は、いつ(先天性・突発性・加齢性)どちらに(一側・両側)どこが(伝音性・感音性・混合性)どのくらい(軽度・中度・高度・重度・ろう)等の組み合わせで150通り以上の聞こえがある、と。それを実感するのが、私の周りには身体障害者手帳2級の重度でも補聴器を使用して電話が出来る方がいることや、6級の中度と比較的聴力は良いが語音認識が物凄く悪く言葉の聞き分けが出来ないので人工内耳を入れた方を見てきてる。

蝸牛の有毛細胞は入り口が高い音、奥に行くほど低い音を感じている。そのため、蝸牛の入り口にある細胞から酷使により壊れやすくなる。高音域から聞こえが悪くなるので、老人性難聴も高音域の聞こえが悪くなる。

補聴器や人工内耳で全てが完全に聞こえるのでは無い。小さな補聴器の中にマイク2つが限界だそう。距離・騒音・反響が苦手。例えば1.5m離れると聞こえにくいし、周りが大きい音を出してるとそれより小さな話し声は聞こえにくい。

補聴器や人工内耳の機器の限界を知って、それらをカバーするにはどうしたら良いのかアドバイスがありました。

今回、参加された方が自分の聞こえを知って、より良い聞こえや環境を積極的に作って行かれるのを期待しています。